「ずっと女だと思ってた」
美川さんといえば、きらびやかな衣装を身にまとい、顔には化粧を施している。所作や言葉づかいの節々にも女性らしさが目立つ。この日の衣装は、刺繍があしらわれたスカジャンにモノクロのヒョウ柄インナー、紺のボトムスだったが、右手の薬指には大ぶりの飾りがついた指輪をし、爪にはネイルカラーを塗っているように見える。
その中性的な存在から、性別を疑問に思う声は以前からあり、実際、放送を見た視聴者の中には
「美川憲一って男なのか! ずっと女だと思ってた」
「美川憲一って男なのw」
「え...美川憲一ってオネエじゃないのか...」
「美川憲一が女なのか男なのか分からなくなってきた」
と戸惑う声が散見される。
美川さんは、1965年に「だけどだけどだけど」でデビュー。過去のジャケット写真を見比べるかぎりでは、頬紅をつけるなど「女性らしさ」を感じさせる化粧になったのは1983年発売の「釜山港へ帰れ」頃からのようだ。