北朝鮮は2017年4月5日午前6時42分ごろ(日本時間)、咸鏡南道(ハムギョンナムド)・新浦(シンポ)付近から日本海に向かって弾道ミサイル1発を発射した。防衛省などが発表した。
安倍晋三首相は、「安全保障上の重大な挑発行為であり、国連安保理会議に明確に違反し断じて容認できません」と北朝鮮を非難。岸田文雄外相も、「累次の安保理決議あるいは日朝平壌宣言に違反すると考える。6者会合共同声明の趣旨にも反する」とした。
韓国の聯合ニュースによると、韓国軍合同参謀本部は、ミサイルは中長距離弾道ミサイル「北極星2」系列と推定。ミサイルの方位角は93度で、最高高度は189キロ、飛行距離は約60キロと分析している。
一方、稲田朋美防衛相は、詳細は分析中としつつも、「弾丸ミサイルの高度は、特異な高度では全くなかったと認識している。何らかの訓練や弾丸ミサイル開発活動の可能性もある」と話した。