今年の新人「ポケモンGO」型 「流行語をこじつけ」「無意味な分析」の声

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   2017年度の新入社員の特徴は、16年に大ヒットしたスマートフォン用位置情報ゲームアプリ「ポケモンGO」にちなみ、「キャラクター捕獲ゲーム型」であると日本生産性本部が発表した。ところが、ネット上では「意味が分からない」などと酷評も相次いだ。

   日本生産性本部の「今年の新入社員の型(タイプ)」は40年以上も続く春の風物詩のようなものだが、16年は「ドローン型」など前年に話題になったものが相次いで選ばれている。「流行語大賞じゃないか」といった批判もあり、その存続に疑問の声が出ている。

  • 新入社員は「ポケモンGO型」?(写真はイメージ)
    新入社員は「ポケモンGO型」?(写真はイメージ)
  • 新入社員は「ポケモンGO型」?(写真はイメージ)

「レアキャラ」(優良企業)を捕獲するかのような姿

   日本生産性本部が2017年3月23日に発表したプレスリリースによれば、17年度の新入社員のタイプは「キャラクター捕獲ゲーム型」だとしている。リクルートスーツを着てスマホで情報収集しながら説明会、インターンシップへと歩き回る姿があったが、それは16年夏にスマホを片手に外に出て歩き回るゲームに熱中した人々の姿を思い起こさせるものだった。「レアキャラ」(優良企業)の捕獲のようであり、探し求める情報収集能力と、どこへでも出向くフットワークのよさを是非仕事でも発揮してほしいし、世界中で取り組まれたこのゲームのように、ボーダーレスに世界を股にかけて活躍して欲しい、と書かれている。

   商品名は出していないが、「このゲーム」というのは「ポケモンGO」を想起させ、このニュースを報じたNHK(ネット版、4月3日)でも、見出しは「ことしの新入社員は『ポケモンGO』型」だった。ところが、ネット上では新入社員と「ポケモンGO」の関連性について「意味が分からない」とし、

「たしかにこれは無理があるよなぁ...」
「こいつら絶対ポケモンGOやったことないだろ」
「すぐに飽きて辞めていくって意味かと思ったわ」

などとツイッターや掲示板で酷評が相次いだ。

   ちなみに16年は「ドローン型」、15年「消せるボールペン型」、14年「自働ブレーキ型」、13年「ロボット掃除機型」、12年「奇跡の一本松型」、11年「はやぶさ型」、10年「ETC型」となっていて、まるで前年の「流行語大賞」から持って来たようなラインナップになっている。

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