過去に「偽者」に悩まされた経験
佐々木さんの「沈黙」は以前からネット上で注目を集めており、最近では4月1日、あるツイッターユーザーが、
「何度か言ってますが佐々木希の公式ツイッターアカウントは承認マークまで取ったのに1ツイートたりともつぶやかないまま15万4千人にフォローされています。達人がついに弓矢を持たずに鳥を射貫く境地に達する中島敦の『名人伝』を思わせますね」
と紹介したことをきっかけに、改めて話題となった。
何のために佐々木さんは、「つぶやきゼロ」のアカウントを持っているのだろうか。所属事務所のトップコートにJ-CASTニュースが取材してみると、
「なりすましを防止するためです」
芸能人のSNSには、「偽者」が絶えない。佐々木さん自身も、過去に「偽インスタグラム」が出現、約100万人のフォロワーを集める人気アカウントになってしまい、事務所が2015年12月、「本人のものではありません」とウェブサイトで声明を出す騒ぎになったことがある。つぶやかないのに、あえてツイッターのアカウントを作っているのは、こうした「なりすまし」を事前に防ぐことが目的だったのだ。
J-CASTニュースは事務所に、これから「沈黙」を破る可能性があるかも尋ねたが、「今後のことはわからない」との答えだった。