歌手の浜崎あゆみさん(38)が2017年3月31日放送の音楽番組「ミュージックステーション 春の3時間SP」(Mステ、テレビ朝日系)で披露したステージがインターネット上で波紋を広げている。
浜崎さんの体形が以前と比べて「ぽっちゃり」としたことや、ライブ中に音程を外したりする場面が目立ったことについて、「何か悲しくなる」「痛々しくて見てられない」とショックを受けるファンが続出しているのだ。一方で、難聴になったことを公表した後も、歌手活動を続ける姿を称賛する声も上がっていて、応援するファンも少なくない。
「当たり前だけどおばさんになっちゃった」
番組を見ていたファンがまず注目したのは、前回16年9月の「Mステ」出演時とは大きく異なる浜崎さんの「体型」だった。
肩口が大きくはだけたドレス姿で登場した浜崎さんの姿に、視聴者から「あゆ、太った?」との書き込みがネット上に相次いだのだ。確かに、前回出演時の映像と見比べると、顔周りや腕の肉づきが良くなっており、全体的に一回り「ぽっちゃり」とした印象を受ける。
実際、番組放送中のツイッターやネット掲示板では、浜崎さんがスタジオに姿を見せるやいなや、
「大丈夫??太りすぎじゃない??」
「ちょっと、、、あゆ、、 パンパンやん!」
「顔パンパンちゃう? 肩幅むっちゃ広なってるし...」
などと驚く声が相次いだ。
同日の放送中に浜崎さんの「体型」に言及したネットユーザーはかなり多かったようだ。4月3日昼時点で、ツイッターの検索欄に「あゆ Mステ」と入力すると、最上位に表示される予想検索ワードは、
「あゆ Mステ 太った」
だった。また、「浜崎あゆみ Mステ」と入力した場合、2番目には「浜崎あゆみ Mステ デブ」というワードが表示された。
そのほか、番組では1998年に発売された浜崎さんのデビューシングル「porker face」のプロモーション映像を紹介。デビュー当時、19歳だった浜崎さんの顔や体型と現在の姿の「違い」に改めてショックを受けた人も多かったようで、
「あゆ...当たり前だけどおばさんになっちゃったな」
「あゆ老けたなぁ...こればっかりは仕方ない」
といった感想もネット上に数多く出ていた。
難聴でも活動続ける姿、絶賛する意見も
ファンがショックを受けたのは「ビジュアル面」の変化だけではない。ステージで披露した「生歌」にも、手厳しい意見が相次いで出ることになった。
この日浜崎さんが歌ったのは、「TO BE」(1999年)と「ourselves」(2003年)の2曲。どちらもファンの間で人気の高い楽曲で、今回のステージでは特別に用意されたピアノアレンジバージョンが披露された。
だが、浜崎さんはどちらの曲でも音程を外したり、歌の途中で声がかすれる場面がみられた。とくに高音部分が歌いづらそうな様子で、高音が続くバラード調の楽曲「TO BE」のサビ部分は大部分で歌声がかすれていた。
こうした浜崎さんの歌声に対し、ツイッターやネット掲示板では、
「全然 声出てなくて 悲しかった」
「やっぱり、もう高音でないのね...」
「痛々しくて見てられない」
といったネガティヴな意見が相次いだ。なかには、「あゆの全盛期を知ってるから今の歌声聞くと何か悲しくなる」「ガッカリするからもう昔の歌は歌わなくていい」といった反応も見られた。
ただ、浜崎さんの歌声については「難聴」の影響を受けたもの、との見方も根強い。浜崎さんは2000年に突発性内耳障害を患ってコンサートツアーを延期。その後、08年1月にはファンクラブ会員向けの公式サイト「Team Ayu」で、
「左耳はもう完全に機能しておらず、治療の術はないと診断された」
と明かしている。
そのため、今回のステージに否定的な意見が相次ぐ中でも、熱心なファンからは、
「難聴になってもずっと歌い続けることを決めたあゆを応援したいんだよね私は」
「自分の声で歌うことを選択し続けてるのは凄いよ、いくら劣化した、声が出てないって言われても」
「あゆの近年の劣化ぶりは本当に私も見るのがつらい。 けど本人もそれわかってて一度も活動休止しないし口パクもしないから尊敬する」
と浜崎さんの姿勢を絶賛する声が出ていた。