ひじき×酢で肥満知らず
最後は「肥満ランキング」だ。2012年の国民健康・栄養調査「BMI(体格指数)平均値」の男女の順位をもとに番組独自で作成したランキングでは、最も肥満の人が少ないのは三重県だった。
秘密はズバリ「ひじき」だ。日本に流通しているひじきの約60%は三重県から出荷されていて、毎年9月には「ひじき祭」なるイベントも開催されている、県民食といえる食材だ。
食物繊維は腸内の糖質やコレステロールを絡め取り、体内に吸収されるのを抑えるため、肥満を予防する栄養素として知られるが、海藻類は「食物繊維の王様」とも呼ばれる。中でもひじきが食物繊維を豊富に含む。
地元で愛されている食べ方のうち、松生クリニックの松生恒夫院長が勧めるのは「ひじきの酢の物」だ。酢に含まれる酢酸が食物繊維をやわらかくし、コレステロールを排泄する能力をアップさせる。