マスク正しく使えば花粉防げるのに 着け方間違えると効果が台無し

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「4つのポイント」に注意して着用を

   番組では、普段からマスクを使っている4人の男女に、いつも通りマスクを着け、マスクの外側と内側の粉じん量を計測する実験を行った。空気中の粉じん量を100%とし、マスク内が30%以下なら合格点とした。

   結果は、女性の山田さん、男性の針生さんの2人が漏れ率100%。マスクを着けていないも同然だったのだ。花粉症の男性・横尾さんは漏れ率66.3%、風邪予防のため使っている女性の黒田さんは36.84%と、全員多くの粉じんを吸い込んでしまっていた。

   ここで東京工業大学環境・社会理工学院リサーチアシスタントの飯田裕貴子さんが、マスクを着ける際のポイントを教えた。

(1) 着ける前、マスクの端と端を合わせるように折り、真ん中に印を付ける。この印が鼻の位置に来るようにする。マスクの左右のバランスがずれてしまうと、脇の部分にすき間ができやすくなる。
(2) マスク上部に付いているノーズフィッターを鼻の形にしっかり沿わせる。
(3) プリーツをしっかり広げ、あごの下までカバーする。
(4) 最後に両手でなじませ、顔にフィットさせる。

   4つのポイントを意識してマスクを着け、改めて実験を行ったところ、漏れ率100%だった山田さんは14.68%、針生さんは15.46%に。横尾さんは7.24%、黒田さんは6.89%と、全員大幅に改善され、見事合格となった。

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