マスク正しく使えば花粉防げるのに 着け方間違えると効果が台無し

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【健康カプセル!ゲンキの時間】(TBS系)2017年3月18日放送 「花粉・ウイルスから身を守れ!賢い予防法&マスクの使い方」

   花粉や黄砂、PM2.5で、春の空気は意外と汚れている。そんな環境から身を守る最も手軽な方法がマスクの着用だが、正しく着けないと全く効果が発揮されない。

   番組では、マスクの正しい使い方を徹底研究。マスクを着ける上でのよくある悩みの解決策も伝授した。

  • すき間から花粉が入り込まないように装着しよう
    すき間から花粉が入り込まないように装着しよう
  • すき間から花粉が入り込まないように装着しよう

不織布と静電気で高い捕集効果を実現

   マスクには、花粉や菌、ウイルスなどを吸い込まないようにする「捕集効果」が備わっている。

   2つのアクリルの筒で一般的なフィルターマスクをはさんで固定し、片方に掃除機の吸い込み口を装着し、もう片方から抹茶の粉を吸い込ませ、マスクを通過する前後の空気を比較する実験を行った結果、漏れ率は6.33%だった。

   抹茶の粒子は小さいもので4マイクロメートルで、黄砂とほぼ同じ。花粉よりもはるかに小さい。

   さらにウイルスレベルの粒子の小ささの線香の煙でも実験したところ、漏れ率は8.92%だった。正しく着用すれば、花粉や黄砂、ウイルスもしっかり防げるのだ。

   マスクのフィルターは、非常に細い繊維同士を複雑に絡ませた「不織布」で作られている。表から裏にまっすぐ抜けている穴がないので、空気は通すが、粒子やほこりは通しにくい特徴があり、エアコンのフィルターにも使われている。

   一般的なフィルターマスクは、表面、真ん中、顔に接する部分と、3種類のフィルターが使われているが、真ん中の「メインフィルター」は帯電させている。ウイルスなどが静電気でフィルターに引き付けられ、不織布のすき間より小さな粒子も防げる。

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