「ドライカレー」と聞いて、どんな料理が思い浮かぶ――? こんな質問に対する答えが「人によって大きく違う」として、いまインターネット上で熱い「ドライカレー論争」が巻き起こっている。
ネット上の意見は大きく、カレーピラフのような料理を思い浮かべる人と、キーマカレーに近い料理を思い浮かべる人の二派に分かれている。いったい、どちらが「正しい」ドライカレーなのだろうか。専門家の意見を聞いた。
「右派」「左派」の激突
今回の「ドライカレー論争」が勃発したのは、ツイッターユーザーの「なみの」さんが2017年3月27日に寄せた投稿がきっかけだ。投稿者は「彼が想像するドライカレー」「私の想像するドライカレー」というコメントを添えて、二枚の画像をアップロードしている。
一つはカレーをご飯に混ぜ込んであるピラフ状の料理。もう一つは、ひき肉など細かく刻んだ具材を使ったキーマカレーに近いものが、白飯の上に乗せたものだ。こうした二枚の画像を掲載した上で、投稿者は、
「認識の違いがあった。 作る前に気付いてよかった」
とコメントしている。
この投稿では、左側に「ピラフ風」の料理の写真、右側に「キーマ風」の料理の写真が掲載されていた。そのため、ツイッターでは、
「ドライカレーって聞いたら左(=ピラフ風の料理)を思い浮かべるかなぁ」
「ドライカレーと言えば左。右はキーマカレーだよね?」
「右(=キーマ風の料理)がドライカレーで左はただのカレーピラフ」
「自分も右側の認識だな。ドライカレー注文して左出てきたら悲しい」
などとドライカレーをめぐって「右派」と「左派」の意見が激しく対立。こうした反応を見ても、ドライカレーという料理のイメージが人によって大きく異なることが分かる。