JR「ルールはないが、一声かけ、ゆっくり倒して」
もっとも、座席をマックスまで倒すことの是非は一概に言えないとして、「人それぞれ さじ加減が違うから難しいですよね」「今日はついてない。と思うしかない」といった声も漏れていた。
JR東日本の広報部では、J-CASTニュースの3月31日の取材に対し、応対した担当者が「非常に答えづらい問い合わせですね」と話した。
「利用するのはお客さまですので、私たちがお願いできるわけではない」とし、マックスまで倒すのは後ろに人がいないときといったルールは特に決めていないと答えた。ただ、モラルの問題として、次のように指摘した。
「前の人が座席をいきなりガクンと倒すと後ろの人は面白くないはずですので、後ろに配慮してゆっくり倒すようにしていただけたら。できれば、一声かけてから座席を倒すようにしてほしいと思っています」
また、JR東海でも、特にルールはなく、座席を倒すのを遠慮してもらうような案内は行っていないとしたうえで、乗客からの問い合わせなどには、次のような会社の公式見解を伝えていると取材に答えた。
「リクライニングの角度につきましては、お客さま同士の譲り合いやお声かけなどでご利用いただくよう、また、ご利用の際は、後ろの席のお客様のご様子に留意していただくよう、ご協力をお願い申し上げています」