民進党と産経新聞が因縁の罵倒合戦 「ガセネタ」に「恫喝」

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2012年には記者会見締め出される

   一連の民進党の反応に対して、産経新聞は3月31日の紙面で、「恫喝と圧力に屈しない」 「民進党の抗議に反論する」と題した石橋文登・政治部長名の記事で反論した。記事では、「3つの疑惑」を指摘した理由を、「幼稚園侵入」については

「辻元氏は『入ろうとした事実もございません』と回答したが、2月21日の大阪府庁の記者会見で『塚本幼稚園に行ってまいりました』と明言しているではないか」

   「作業員派遣」について、

「(編注:辻元氏は)生コン業界から政治献金を受け取っている。いずれも辻元氏には説明責任がある。メール問題などをただすべく、昭恵氏の証人喚問を要求しながら、現職衆院議員が書面回答だけで済ましては筋が通らない」

と主張。「14億円値引き」については直接の反論は展開せず、

「個々の案件でこれ以上反論しても仕方あるまい。もっとも問題なのは、民進党の隠蔽体質であり、恫喝体質である」

と、党の体質をあらためて批判した。

   民進党の前身の民主党が与党だった12年には、前原誠司政調会長(当時)が、自らのことを産経新聞が「言うだけ番長」などと繰り返して報じたことを「人をおとしめるために悪口を書き続けるのはペンの暴力」などと激怒し、産経記者を記者会見から締め出したことがある。こういった「因縁」も、両者の対立が先鋭化している一因になっているようだ。

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