人工知能がプロ野球予想 セ・リーグ最下位は阪神

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オープン戦首位のロッテは「5位」予想

   セ・リーグ1位に予想されたのは、オープン戦最下位の巨人。山口俊やマギーなど獲得した新戦力の活躍が未知数で、シーズンの雲行きを不安視する評論家も少なくないが、人工知能の予想では首位に。一方、「ライバル」の阪神は最下位という予想だった。

   続いてパ・リーグ。評論家の予想では巨大戦力を誇るソフトバンク優勝の意見が多いが、人工知能が予想したリーグの覇者は日本ハム。12勝1敗(3分け)で12球団ダントツのオープン戦首位になったロッテは5位に終わるとの予想になっている。

   このように、評論家とは少し毛色が異なる人工知能の予想結果には、野球ファンも大きな注目を寄せている。ツイッターやネット掲示板には、

「結構意外だなぁ。セ・リーグは特に」
    「なかなか妥当な線をいっとるなー。オリックスもちょい上がりそうな気もするが、、、果たしてどうなるか」
    「パ・リーグはまさにこの通りになってもおかしくない」

とさまざまな反応が出ている。そのほか、「阪神が最下位なのは理解できない」「あの戦力で最下位は無いわ」という熱心な虎党からの声も目立った。

   とはいえ、予想に当たって気になるのが「新戦力」の扱いだ。この点について、システムのディープラーニング部分を担当した株式会社Qosmo(コズモ、東京都渋谷区)の代表で工学博士の徳井直生氏は3月30日のJ-CASTニュースの取材に、

「ズノの特徴は、過去数シーズンのデータをまとめて選手の成績を予想する点にあります。そのため、過去のデータがない新外国人選手やルーキーの場合は予想が難しいため、各リーグの平均的な選手の指標で計算しています」

と話す。また、ズノの企画・ディレクションを行った「Dentsu Lab Tokyo(電通ラボ東京)」の田中直基氏は、

「今後も改良を重ね、こうした選手についてもより精度を高めて予想する方法を検討しています。あくまで、今回の順位予想は現時点のデータですから」

と話していた。

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