環境省の萌えキャラは「性差別的」 そんな指摘にアニメファンら反発

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   政府が気候変動対策及び温室効果ガス削減をテーマに進めている国民運動「COOL CHOICE」。そのイメージキャラクターが環境省から発表されると、「萌え」を前面に出していることから「性差別的ではないのか?」といった議論が始まった。

   きっかけはエジプト国籍のアナウンサーでアラビア語講師の師岡カリーマさんが新聞のコラムで、「性差別的ともとれる『萌え』の概念を政府には推進して欲しくない」と訴えたからだ。ネット上では師岡さんと環境省の両方に批判が出る事になった。

  • キャラクターは高校生の「君野ミライ」と「君野イマ」(写真は環境庁の公式HPより)
    キャラクターは高校生の「君野ミライ」と「君野イマ」(写真は環境庁の公式HPより)
  • キャラクターは高校生の「君野ミライ」と「君野イマ」(写真は環境庁の公式HPより)

「『萌え』の概念を、政府には推進して欲しくない」

   師岡さんは2017年3月25日付の東京新聞で、「そそり顔」に関するコラムを書いた。メガネ店や化粧品の広告に、少女が不自然に頬を赤く染めこちらをほわんと見ているものが散見されるため、これが最近のトレンドなのだろうとした。これは大人の女の間では不評であり、

「男の性的欲望を刺激してこそ女、という発想に基づく美のコンセプト自体が時代遅れ」

と憤慨していたら、環境省が若者に温暖化対策を促す「萌えキャラ」を導入することを知った。成人相手にミニスカートの美少女で呼び込むことに違和感を覚え、

「『そそり顔』同様、性差別ともとれる『萌え』の概念を、政府には推進して欲しくない」

と結んだ。

   このコラムに対してまず、アニメ、マンガファンらから激しい批判の声が上がった。

「絵にまで嫉妬すんのかこいつら」
「何十年と生きてきて、こういうくだらない事にイチャモンをつけるBBAの人生って何なんだろうね? 他にやることないの」
「萌えキャラが嫌なら正面からイヤって言えよ。男だの女だの絡めるな。余計な思想が入ってるから、クレーマーにしか見えん」

   これに対し、「性差別」の主張には納得してはいないが、環境省が「萌え」キャラを扱った事に対する反発もあり、

「好きな奴は好きなんだろうけど、ゆるきゃらと違ってキモオタの趣味と嫌ってる奴も多いからな」
「公的なものでの使用は控えたほうがいい」
「気持ち悪いもんを一般化すんなって話 。社会に出てみろ」
「催し物等でロリ絵使うとロリコンが集まるからやめてほしい」

といった声も掲示板で上がった。

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