米ユナイテッド航空が、レギンスを着用した10代の少女2人の搭乗を拒否していたと、同じ便に搭乗した人物が2017年3月26日にツイッターに投稿した。
ロイター通信やBBC、AFPなど複数の海外メディアは、同社の対応に対して批判が広がっていると報じた。
社員向けの優待チケットで服装規定が適用?
26日付のロイターによると問題が起きたのは米コロラド州デンバーからミネソタ州ミネアポリスに向かう便で、ユナイテッド航空職員が、搭乗しようとしていた10歳を含む5人の少女に対して着替えるかレギンスの上に何かを履くよう「強制」した。
現場を目撃し、ツイッターに投稿したシャノン・ワッツさんのツイートによると、5人のうち3人は重ね着をしたため搭乗が認められていたが、残る2人は拒否されたという。
その後、ワッツさんに対しツイッター上でユナイテッド航空のアカウントから連絡があり、5人の少女たちが使用した搭乗券は、同航空職員やその扶養家族に支給される「ユナイテッド・パス」を使ったもので、このパスを使用する際は一定の服装規定があるのだと説明。購入した搭乗券を持つ乗客には服装規定はなく、レギンスのようなカジュアルな服装でも問題ないと釈明した。
しかしワッツさんは「どのような搭乗券であれ(服装を取り締まるような行為は)関係ない」と反論し、ワッツさんに同意するツイートが多数寄せられている。