新品種開発者が教えるおいしいトマトの見分け方
カゴメは加工食品だけでなく、生鮮トマトも開発、販売している。新品種の開発に携わり、入社20年で2万個以上ものトマトを食べてきたという農資源開発部の山岡浩一さんは、新鮮なトマトは冷蔵庫の野菜室で2~3日寝かせてからの方がおいしくなると発見した。
新鮮なものは酸味が強いが、野菜室で寝かせると酸味がトマトの呼吸で消費され、甘味だけが残ると気付いた。
これは山岡さんの感覚だけではない。番組で調査したところ、トマトを買った初日と、3日間冷蔵庫で寝かせた後では、後者のトマトの酸味が減り、甘味と旨味が増えていた。
買う時においしいトマトを見分けるには、「張りがあり、ヘタが緑色でピンとしている」「形がきれいな丸でずっしりとした重さがある」という2つのポイントに注目しよう。