熊本県の蒲島郁夫知事が2017年3月27日、熊本地震からまもなく1年を迎えるにあたり、都内の外国特派員協会で記者会見を行った。
同県の営業部長兼しあわせ部長を務めるマスコットキャラクター「くまモン」も会見に列席し、震災復興に向けた取り組みをアピールした。
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くまモン（中央）と蒲島知事（右）。名札には「Kumamon FCCJ Guest Speaker」とある（写真は2017年3月27日撮影） -
通訳（左）がくまモンに翻訳している（写真は2017年3月27日撮影）
「くまモンがジャーナリストに見えます」
蒲島知事は「くまモンは熊本の復興を象徴する存在だ」とし、
「熊本地震が起きた直後、くまモンはどうすればいいか分からなかった。だが5月5日火曜、くまモンは避難所や学校を訪問して熊本を再び元気にしてくれた。私の代わりに、自治体を訪れ知事に面会し、復興支援への感謝を伝えてくれた」
と集まった記者たちに説明した。
くまモンは16年12月、知事とともに程永華駐日中国大使とキャロライン・ケネディ元駐日米国大使を表敬訪問し、地震後の見舞いと義援金に礼を述べている。知事が
「くまモンはいまや立派な『外交官』だ」
と説明すると、外国特派員協会の司会者は冗談交じりに
「くまモンがジャーナリストに見えます」
と応じ、外国人記者の笑いを誘っていた。
フリーランスの外国人女性記者がその後、「くまモンの好きなスポーツは何ですか」と英語で質問すると、知事は通訳を経て
「くまモン体操です。いつも踊っています。それからダンスも上手です」
と回答。アメリカ大使館の外交官や職員らが歌手・星野源さんの「恋」に合わせ踊った「恋ダンス」動画にくまモンが登場することを紹介し、
「ケネディ大使と一緒にダンスするのをYouTubeで見ることができます」
と述べ、係員に「恋ダンス」動画を再生させていた。