がん細胞など病気のもとを次々と攻撃
現代の花見にはさらに、知らず知らずに免疫機能を高める効果もあるという。暖かくなりサクラの開花を楽しみに待ち、いざ花見に出かけて笑顔がほころぶ―。そうした過程でナチュラルキラー(NK)細胞が増えるというのだ。NK細胞はリンパ球の一種。活発化して、われわれの体をがんや感染症にかかりにくくする。
沢井製薬のウェブサイト「サワイ健康推進課」によると、人間が笑ったり楽しい気持ちになるとNK細胞が活性化し「がん細胞やウイルスなどの病気のもとを次々と攻撃するので、免疫力が高まる」という。
東京ではとくに、開花後に気温が低い日が続くため満開まで時間がかかり、例年よりサクラを長く楽しめるという。