菅官房長官「ひとつの物的証拠」
昭恵夫人は3月23日夜、フェイスブックで
「私は、籠池さんに100万円の寄付金をお渡ししたことも、講演料を頂いたこともありません」
と籠池氏に反論するコメントを発表している。メールのやり取りの公開は、こういった主張を裏付ける狙いがあるとみられる。政府としてもやり取りの記録は重要な反論材料だと考えているようだ。3月24日夕方に行われた菅義偉官房長官の記者会見では、
「官邸の意向も働く形での公開なのか」
という記者の質問に対して、菅氏は
「政府としては、やはりメールを公開することによって、ひとつの物的証拠にもなる。特に講演料だとか口止めだとか、色々言っている。あとは寄付金、寄付ですか?そういう中で、あくまでも客観的な、ひとつの証拠になるだろうということで、公開を行うことを先方の了解をいただいて決断した」
と述べた。