インターネットに接続できる家電製品の「IoT機器」などを狙うサイバー攻撃が急増していることが2017年3月23日、警察庁が発表した資料で明らかになった。
同庁はインターネットとの接続点に設置したセンサーで不正な通信を検知しており、16年のアクセス件数は1日平均1692件で、前年の2.3倍に増えた。同庁では、IoT機器等を標的とする探索行為や攻撃活動とみられるアクセスが著しく増加したことが原因だとみている。そのうち、IoT機器を狙うウイルス「Mirai」(ミライ)と思われる通信が868.5件と半数以上を占め、前年比5.7倍となった。