パーソナルな世界で読むのは自由?
このツイートでは、テレビアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」のキャラである暁美ほむらに扮した自らのコスプレ写真を載せている。あまり読まれていないと思っているから、こうした写真も投稿できるというのだ。ツイッターなどのSNSは、「パーソナルな世界」だからこそ楽しく自由になれると、岩下食品の岩下社長は持論を展開していた。
岩下社長のつぶやきに対しては、好意的な反応が多かった。「これなら頼まれなくてもつい見てしまうかも」「ツイッターのあるべき姿です!」「こんな楽しい社長のもとでお仕事してみたい」などの声が寄せられ、1万件以上リツイートされている。もっとも、中年男性のコスプレ写真に対しては、嫌悪感を示す向きもあった。
岩下社長も、「一方で、こういう社長の会社に入りたいかというのは、なかなか複雑な問題を含んではいると思います」と漏らした。また、「社長のツイッター」論争に参戦したつもりはないとして、「社長の発言を読むのは、これから就職しようという会社の研究には有効な材料だと思いますよ」と書いていた。なお、コスプレ写真は、5年前にコスプレイヤーとのオフ会で勧められたときのものだそうだ。
ウェッブアイの森川社長は、物議を醸したツイートを削除していないものの、3月23日夕現在でツイッターを更新していない。
ネット上の論議についてどう考えるか、この日に取材しようとしたが、プロジェクト推進室では、「理由は聞いていませんが、すべての取材についてお断りするよう伝えてほしいと社長から聞いています」と話した。