お菓子の袋に10万円入りの封筒を入れる
昭恵氏への10万円の講演料については、
「10万円の講演料を先に用意していたので、100万円をいただく前に用意しており、ご講演が終わってお帰りの時にお渡しした。お菓子の袋に10万円が入っている封筒に『感謝』という銘を入れお持ち帰りいただいた」
と説明した。
安倍晋三首相や菅義偉官房長官は国会答弁や記者会見などで、こうした昭恵夫人にからむ100万円や10万円のやり取りを全面的に否定している。また、籠池氏と昭恵氏の「2人きり」だったか、についても双方の言い分は大きく食い違っている。
西田議員は昭恵氏から事前に事情を聞いた内容として、
「当日は2名のお付きの方がおられた。そして2名がずっと一緒に奥様とおられて、次の予定で出られる時には1人の方が出て電話連絡等あったけれども、その席を外したことはない、つまり奥様ひとりではないとおっしゃっている」
として、籠池氏の「2人きり」だったという説明を疑問視。籠池氏は
「その話は違ってると思います。私とご夫人と、そして秘書の方がいらっしゃったが、秘書の方は直前にお人払いをされたので2人だった」
と真っ向から反論した。10万円の授受については、昭恵氏本人か随行者のどちらに渡したかについて
「記憶がはっきりしない」
と述べた。