「美少女がセンターとは限らない」
2017年3月7日に展示会のチラシや公式サイトが公開されると、印象派の絵画にアイドルを連想させるキャッチコピーという斬新な組み合わせがツイッターなどで注目を集め、
「美少女にセンターってルビふるセンスすき」
「絵画史上、最強の美少女(センター)。は上手い文句だな。」
「俗っぽくて正直嫌」
「コピーには、少し抵抗あるけど...有名だから仕方ないのかなぁ」
など、賛否両論が寄せられた。
中には、様々なアイドルグループを引き合いに「美少女がセンターとは限らない」といった声も複数あがった。AKB48などは、そのポジションを取り合う「センター争い」といった言葉がしばしば聞かれるが、センターに立つための基準は「外見」だけではないということもあるようだ。
なぜ、印象派展示会の告知チラシがアイドルを連想させるものになったのか―。J-CASTニュースの取材に展覧会の主催者は、チラシに起用した『可愛いイレーヌ』について、「絵画史上もっとも印象的な少女像のひとつで、展覧会の魅力を伝えるのに効果的だと考えた」としたうえで、「美少女」に「センター」というルビを振った意図については、
「アイドルを形容して使われている『センター』という言葉をあえて採用することにより、いわゆる美術ファン以外の皆様にも親近感を持っていただけるのではないかと考えております」
と説明している。