「はたちの献血」10代は不可と誤解?
他の世代が減少傾向にある中、40代だけは20年間の推移が約550~590万人でほぼ横ばいだ。なぜか。
「今の40代は、200ミリ献血が主流だった時代に10~20代だった世代です。若いころから献血バスなどで少量を気軽に献血することができ、献血に対する意欲が特に高い世代だと考えられます」
一方、若年層向けには献血啓発キャンペーンが続いている。代表的なのが、毎年年始に行われる「はたちの献血」だ。しかし、その名称のせいで献血の年齢制限を20歳からと誤認させているのではないか。献血推進担当者は「名称が誤解を招くので再検討してもいいのではないか、という声は省内にもある」と認めた。
「ただ、献血への関心を失わないよう普及活動に取り組むことが大切だと考えています。現在は高校で献血セミナーなどを開催しています」