アメリカの大富豪「ロックフェラー家」3代目の当主で銀行家のデービッド・ロックフェラー氏が2017年3月20日(米東部時間)、心不全のためニューヨーク郊外の自宅で死去した。101歳だった。現地メディアなどが報じた。
ロックフェラー氏は、石油王ジョン・ロックフェラーの孫として1915年にニューヨークで生まれた。46年に銀行業に携わり、69年から81年まで米銀大手チェース・マンハッタン(現JPモルガン・チェース)の会長を務めた。親日家としても知られ、73年には日米欧の民間有識者でつくる「三極委員会」を立ち上げたり、78年には日米文化交流の先駆的な役割を果たした「ジャパン・ソサエティー」の名誉会長に就任したりした。