半分脂肪なのに体にたまらないチーズ 認知症や高血圧の予防に期待

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最もカルシウムを含むチーズは...

   チーズには、血圧を下げる「ペプチド」という成分が豊富に含まれる。さらにカルシウムやカリウムが、高血圧の原因の一つであるナトリウムを体外に排出する作用があり、高血圧予防が期待できる。

   熟成タイプのゴーダチーズやチェダーチーズが特に効果的で、カリウムが含まれる枝豆、アボカドと一緒に食べるとさらによい。

   チーズは牛乳を約10倍に濃縮したもので、カルシウムの宝庫でもある。食品に含まれるカルシウムは全て体内に吸収されるわけではないが、野菜の吸収率が約15%、魚が約25%なのに対し、チーズは約40%と高く、骨粗しょう症予防にも効果を発揮する。

   チーズの中でも最もカルシウムを含むのがパルメザンチーズで、ビタミンDが豊富なしらすと一緒に食べるとよりカルシウムの吸収率が高まる。

   チーズは水分を除くと、半分はタンパク質、半分は脂肪でできている。太りやすいイメージを持っている人もいるかもしれないが、チーズに含まれる乳脂肪は分解されやすく、体に蓄積されにくい。適量を食べていれば太りにくい体質になる。

   チーズには「グルタミン酸ナトリウム」という、うま味成分が含まれる。うま味の刺激は脳に伝わって唾液や消化液が多く分泌され、胃や腸の動きが盛んになり、消化吸収が活発になる。「おいしい」と感じることが健康につながるというわけだ。

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