日本の芸人を「オワコン」だと指摘した脳科学者・茂木健一郎さん（54）のツイートを、社会学者の古市憲寿さん（32）が厳しく批判した。
権力に物申す役割を「他人に押し付けるな」とする古市さんの指摘。ネットでは「痛快」「面白い」と共感の声が相次いでいる。
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バトル勃発
「茂木さん自身芸人みたいなもんじゃないですか」
発言が飛び出したのは、2017年3月19日放送の情報番組「ワイドナショー」（フジテレビ系）。
番組では、茂木さんが2月25日に投稿した
「トランプやバノンは無茶苦茶だが、SNL（編注：テレビ番組の『サタデー・ナイト・ライブ』）を始めとするレイトショーでコメディアンたちが徹底抗戦し、視聴者数もうなぎのぼりの様子に胸が熱くなる。一方、日本のお笑い芸人たちは、上下関係や空気を読んだ笑いに終止し、権力者に批評の目を向けた笑いは皆無。後者が支配する地上波テレビはオワコン」
とのツイートがテーマに取り上げられた。
これに古市さんは
「茂木さんは誰を批判してほしいんですかね、それがよく分からない」
と一言。
「茂木さん自身芸人みたいなもんじゃないですか。芸人さんからしたら怒るだろうけど」と述べたうえで、
「（権力を批判する役割を）芸人という他人に押し付けるんじゃなくて、もし自分が批判をしたいんだったら、自分が批判するべき」
と反論した。