中指立てて「出場停止」「厳重注意」の例も
ファンが騒然となるのも無理はない。というのも、中指を立てる行為は実際に処分対象となっているからだ。
たとえば、14年4月13日に行われた栃木SCと松本山雅FCの試合前、松本山雅の船山貴之選手が栃木のスタッフに中指を立て、その姿がテレビ中継に映し出された。
船山選手は試合後、松本山雅の公式サイトで
「以前から親しくお付き合いをさせて頂いている栃木SCのスタッフに対しての行為とは いえ、状況をわきまえずに軽率な行動をとってしまいました。大変申し訳ございませんでした」
と謝罪。松本山雅も
「今回の行為は当該本人同士の交友関係によるものではありますが、厳重注意、及びプロスポーツ選手としての在り方や振る舞いについて再度、確認を行いました」
とのコメントを発表した。
また、同年5月24日、アビスパ福岡とモンテディオ山形の試合で、福岡の城後寿選手が山形のサポーターに中指を立てた。これをうけて日本サッカー協会の規律委員会は28日、城後選手に2試合の出場停止処分を科したと発表。福岡もクラブの公式サイトで謝罪声明を出した。