着メロの「現在」がスゴすぎる スマホユーザーも仰天の「進化」

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着メロ職人のお仕事拝見

   デスクトップパソコンが所せましと並ぶオフィスの一角。小さなシンセサイザーの置かれたデスクが「着メロ職人」の仕事場だ。彼らはミーティングの時間以外、デスクに向かってひたすら音源を打ち込んでいる。

   着メロ職人たちは、同社の社員として音源制作に携わる。塩川氏も「彼らがいないと成り立たないんです」と語るほどの精鋭ぞろいだ。

   今回、某人気バンドの曲を打ち込んでいた、20代の男性社員にインタビューした。譜面を一切見ず、原曲のメロディーをそのままソフトに打ち込み、音源を作っていく。いわゆる「耳コピ」と呼ばれるテクニックで、サビだけなら1日~2日ほどで完成させてしまうのだとか。

「最初はなかなかできませんでしたが、慣れるとスピードが上がりましたね」

   以前、バンド活動をやっていたという男性。得意な曲はやはり「バンドの曲」だという。逆に、最近のヒット曲でも「使うトラックが多く、難しいものはある」と明かす。

   なお、最近の悩みは「音源制作のための小部屋が会社に無いこと」。ギターをオフィスに持ち込んで弾く同僚もいて「周りがびっくりする」ため、「(小部屋が)欲しいんですよね...」と切実さをにじませた。

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