ニンテンドースイッチの奇襲 「期待値低かった」のが奏功?

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足元の株価に好影響

   というわけで、期待値が低かったことが足元の株価には好影響を与えたようだ。ゲーム情報誌「ファミ通」は3月7日、スイッチの発売後3日間の国内販売台数(推定)が33万台を超えたと発表した。「Wii U」は発売後2日間で31万台を販売しており、同程度の勢いとみられている。現象面としても3月3日の発売初日には各地の量販店で行列ができており、人気は底堅そうだ。欧米市場でも国内同様、もしくはそれを上回るヒットのようだ。任天堂はスイッチを3月末までに世界で200万台出荷する計画だが、意外に盛り上がる人気のため予約を打ち切る小売店が続出しており、増産も検討している。株価は発売前日の3月2日(終値)2万2875円から、3月13日(同)には2万5000円へと、7営業日で9.3%も上昇した。

   ハードとソフト両面で販売する点もスイッチが従来機の延長線上にあることを示す。ソフトは当初、「ゼルダの伝説」シリーズを投入し、「スーパーマリオ」のような安定的な人気を誇るソフトを年末までに分散して発売する。年末に向けて世界で販売がどこまで伸びるかが、今後の株価に影響しそうだ。

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