菜々緒、橋本マナミ、佐野ひなこ 「理想のくびれ」の黄金比がある

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兵庫と熊本の差はたった0.053

   さて、前出の調査に戻ると、1位の兵庫県は0.736なのに対し、47位の熊本県は0.783で、その差はわずか0.053だ。こんな微小な差で46位も違ってくるのかと思うだろう。しかし、仮に両県ともヒップが88センチだったとすると、兵庫県のウエストは64.768センチなのに対し、熊本県は68.904センチで、約4センチの差になる。それなりの差だ。

   逆に言うと、どれだけウエストやヒップの周囲径が大きくても、その比率が0.7になる範囲内であれば過体重や肥満に関係なく「WHR0.7」になる。体重や肥満度を把握するという健康面での指標にはなりづらい。

   厚生労働省の健康情報サイト「e-ヘルスネット」では、「WHR」について「肥満者に限っては国際的な肥満判定指標であるBMI(体重を身長の二乗で割った値)よりも肥満体型を表すためのある程度有効な指標」としている。しかし、「皮下脂肪の少ない非肥満者ではウエスト/ヒップ比が相対比であるため、体型を表す指標としては適切でない」とし、実際のウエスト周りの実測値を肥満の指標とするよう呼びかけている。

   くびれ美人を目指すのはいいが、その他の数字にも気を配る必要があるだろう。

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