太目の女性が4か月食べると体脂肪が15%も減った
アカモクの栄養素は海藻の中でもトップクラス。ワカメに比べ、カリウムが1.6倍、鉄が5.2倍、カルシウムが1.2倍。卓球の福原愛選手が海外遠征をする時は必ず持参し、「アカモクおにぎり」を食べているそうだ。
MCの雨宮萌果アナ「女性にはうれしい効果もありますよ。ダイエットにいいそうです」
アカモクには、ポリフェノール(植物由来成分)のフコキサンチンがたっぷり含まれている。これが脂肪を燃焼させる褐色脂肪細胞の働きを高めるのだ。海外の研究では、90キロ台の太目の女性150人にフコキサンチンを4か月間、毎日摂ってもらう実験をしたところ、体脂肪が平均で15%も減った。
フコキサンチンを研究している北海道大学の宮下和夫教授がこう解説した。
宮下教授「日本全国の海藻に含まれるフコキサンチンの量を調べたら、アカモクが一番多かったです。ワカメの2倍、昆布の6倍でした。アカモクを1日に10グラム食べると効果があがります。ただし、フコキサンチンは1日で体内からなくなるので、毎日とる必要があります」
10グラムのアカモクとはどのくらいの量か。スタジオで計量すると、大皿1杯分くらいだ。
MCの井ノ原「花粉症だと手のひらにひとつまみ、ダイエットだと皿1杯分ですか。だいぶ量が違いますね」
アカモクをおいしく食べるにはどうしたらよいだろうか。番組でおなじみの「スリー・シェフ」、橋本幹造さん(和食)、マリオ・フリットさん(イタリアン)、井桁良樹さん(中華)が登場し、それぞれ工夫をこらした料理レシピを紹介した。3人ともアカモクを食材に使ったのは初めてだという。