花粉症をやわらげダイエット効果も 驚きの海藻アカモクをおいしく食べる

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【あさイチ 驚異の海藻アカモク】(NHK)2017年3月14日放送
「花粉症のくしゃみ鼻水ピタリ!? 脂肪の燃焼アップも!? 」

   番組で大人気のスーパーフードシリーズ、今回は、今まさに悩んでいる人が多い「花粉症」の症状を和らげる効果があるといわれる海藻の「アカモク」を取り上げた。

   アカモクは脂肪を燃焼し、ダイエット効果も期待されるという優れもの。どうすればアカモクを日々の献立に取り入れることができるのか、「あさイチ」おなじみの日本料理・中華・イタリアンの3シェフが、おいしくて簡単な「アカモクレシピ」を披露した。

  • アカモクのネバネバにパワーがある
    アカモクのネバネバにパワーがある
  • アカモクのネバネバにパワーがある

研究者「これほど花粉症の症状を軽くする食品はない」

   アカモクは最近、そのスゴイ健康効果が注目されるようになった。日本全国の沿岸で採れるが、知らない人がまだ多い。

MCの井ノ原快彦「初めて聞きました。知っていました?」
ゲストの大竹まこと「全然知らなかった。アカ、アカ、アカなに?」

   そこで、番組スタッフは産地の岩手県山田湾に面する漁港を訪ねた。海から引き揚げたばかりのアカモクは、モズクに似ているが、さわるとネバネバしている。この粘り成分の「フコダイン」が花粉症をやわらげるという。スタッフが漁師の柏谷智康さんと、魚介物加工作業員の橋場琴江さんに聞くと――。

柏谷さん「漁師になってアカモクを採り始め、食べるようになって20年になりますが、それまでのひどい花粉症がなくなりました」
    橋場さん「車の運転に支障が出るほど、クシャミとせきがひどかったのですが、アカモクを食べ始めてから出なくなりました」

   免疫学が専門で、アカモクのフコダインを研究している中部大学の林京子客員教授がこう解説した。

教授「花粉症のマウスにアカモクの煮汁を3日間飲ませたところ、症状の程度が3分の1にまで軽減しました。フコダインが腸の粘膜を刺激して免疫力を高め、アレルギー症状を緩和するのです。まだ動物実験の段階ですが、これほど花粉症の症状を軽くする食品はありません。人間でも1日あたり、乾燥のアカモク0.3グラムを食べ続けることで、効果が期待できると考えられます」

   アカモク0.3グラムといえば、どのくらいの量か。スタジオで乾燥アカモクを計量すると、手のひらに鶏の羽1枚を載せた程度だ。

林教授「フコダインの効果は熱を加えても維持できますので、いろいろな料理に使えます」
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