その後、「事件性は無い」と埼玉県警
今回の件で市は「学校ネットワーク」を使い管理者に注意を呼びかけ、生徒にホイッスルやブザーを持たせ、危険がせまったら大声を上げるように指導するようにと伝えたため各々の学校は対策を取ることになった。
埼玉県熊谷市では2015年9月に小学生姉妹を含む6人が殺害される事件が起こっている。犯人のペルー人の男は犯行前に警察署で任意の事情聴取を受けていたところを逃走した。近隣住民への注意喚起が不十分だったとして県警の対応が批判されたが、それを思い出す人もいた。
しかし、県警は17年3月15日朝7時半ごろ、
「3月14日(火)、市内で人に危害を加えるとの言動のある女性が所在不明になっているとお知らせましたが、3月15日(水)、女性を発見・確保いたしました。ご協力ありがとうございました」
とツイッターで報告。市の防災行政無線でも9時16分に同じ内容を放送し、騒ぎは収まった。
しかし、いったい何が起こっていたのか。J-CASTニュースは15日に県警広報に取材したが、広報は、女性の個人的な問題だとして、
「事件性は無いため、確保した以降は調べなどは行っておりません」
と説明するだけで、なぜ、こうした情報を公開したのかについても明らかにしていない。