自動車、電機業界の大手企業が、2017年3月15日、17年の春闘交渉に対する回答を一斉に行った。ベースアップ(ベア)は多くの企業で2年連続での前年割れとなり、官製春闘が始まった14年以降の過去4年間で最低の水準となった。各メディアが報じた。
自動車業界では、月額3000円のベアないしベア相当の要求に対し、トヨタ自動車が昨年より200円下回って1300円、日産自動車は昨年の半分となる1500円だった。ホンダは昨年を500円上回る1600円を回答した。
電機業界でもベア3000円の要求があったが、三菱、日立、富士通、パナソニック、NECの大手5社が、昨年より500円下回る1000円と回答した。