ユニホームの最終決定はJリーグ
Jリーグを運営する日本プロサッカーリーグの広報は14日、J-CASTニュースの取材に対し、
「ユニホームの決まりは当然あります」
と話す。「Jリーグ規約」第49条第4項には、ユニホームに関する要項がある。その中に「ユニホームの事前承認」という項目があり、全クラブは、シーズンが始まる前にJリーグに使用予定のユニホーム見本を提出し、承認を得なければならない。
本来なら、ここで「色かぶり」があった場合、カラーの変更を要請するという。
今回の事件、実は、事前承認の段階で、山雅の第2ユニホームが「区別しづらい」との懸念があり、山雅側に伝えていたという。しかし山雅側は問題ないとし、結局、変更しなかった。ユニホームの最終決定はJリーグが下すが、ユニホームにはチームやファンの強い思いが込められている場合が多く、クラブ側の意見を「最大限配慮する」という。また、提出されたデザイン画と、実際のユニホームの色は、スタジアムの環境や天候状況で異なって見える場合もあり、判断は難しいともいう。
反町監督の「Jリーグが精査してないから」との批判に対しては、事前にクラブ側に伝えていたため
「クラブと監督の間で意思疎通がうまくいっていないのではないでしょうか」
とキッパリ。
今後は、山雅に、ユニホームの変更や、第3ユニホームの検討などを含めた「指摘」をするとした。