駅のホームで視覚障害者が困っている 「声掛けなきゃ、でもどうすれば」

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横から呼び掛け、いきなり腕をつかむのは厳禁

   ホームでの緊急時に限らず、視覚障害者への声掛けが必要な場合もあるだろう。そうした場合はどのような点に注意すればいいのだろうか。担当者はやはり声の大きさだという。

「大きすぎない声で『お困りですか』と話しかけていただければ、声をかけられた人も安心して反応できます。前や後ろからの声掛けは不安感があるので、聞こえやすい左右から呼んでいただくか、肩を叩くなどして接近を知らせていただければ問題ありません」

   白杖を持って頭上に掲げている場合は、助けを必要としているシグナルとなるので、進んで声をかけてもいいが、腕や手を急につかんだり、肩を押したりするのは厳禁だ。状況がわからない視覚障害者がパニックになる可能性もある。また、声掛けをした後に誘導するつもりで白杖を取ってしまう人もよくいるとのことで、「杖は私たちにとって指のようなものですから、取らないでいただきたいです」と話した。

「私たちが歩いている際、歩数を数えていたり、距離感を測っていることがあります。声かけをされたことで邪魔をされたと感じ、怒ってしまう人もいるかもしれませんが、広い心で対応いただけると幸いです」
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