テレビ時代劇「水戸黄門」(TBS系)の6代目に俳優・武田鉄矢さん(67)が選ばれたことに、違和感を訴える声が続出している。
武田さんと聞いて、音楽グループ「海援隊」やドラマ「101回目のプロポーズ」「3年B組金八先生」を思い浮かべる人が多いのか、ツイッターではすでに「実は倒幕派」「浅野温子の信頼を得ようと大名行列の前に飛び出す」「高校教師っぽい水戸光圀」と大喜利が始まっている。
「微力ながらも復興のお手伝いになれば」
2011年、42年の歴史に幕を下ろして以来、6年ぶりに「水戸黄門」が復活する。チャンネルはBS-TBSとなるが、水曜19時の枠で17年10月から毎週放送される予定だ。
水戸黄門は、水戸藩主・徳川光圀の隠居後の諸国漫遊を描いた作品。悪政を行う大名・代官に自らの家紋を刻んだ印籠を見せつけ、糾弾する。時代劇の定番として愛されてきた勧善懲悪の物語だ。
今作で光圀は青森・八戸を目指す。舞台となる場所は、2011年の東日本大震災で甚大な被害を受けた東北地方の太平洋沿岸部だ。
BS-TBSが 今回、3月14日に発表したリリースで、武田さんは
「震災で被害をこうむった伝統芸能や工芸品、そして郷土料理などを積極的に取り上げることで、微力ながらも復興のお手伝いになればと思っております」
「いつでもどこでも庶民の味方であって親しみやすい、水戸光圀でありたいと思っています」
と意気込んでいる。