野球評論家の張本勲さん(76)が2017年3月12日放送「サンデーモーニング」(TBS系)のコーナー「週刊・御意見番」に出演し、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表・侍ジャパンについて「こんなに強かったかねえ」と驚いた。
5日放送の同番組で張本氏は、「心配より困ってますよ」「結論から言えば8割5分難しい、今の状態では」と苦言を呈していた。ところが、1次リーグB組を全勝で通過し、2次リーグへの進出を決めたことで発言を一転させた。
1週間前には前言撤回、「侍ジャパン強かった」
張本氏はコーナー冒頭、「戦前ね、文句ばっかり言ったんですがね。心配性だから」と先週の発言について触れ、「だけどこんなに強かった」と侍ジャパンの健闘を称えた。
勝利のポイントについて、
「菊池のあの守備なんて天下一品ですよ。筒香のあの長打。千賀はみんなびっくりしたんじゃないの、こんなピッチャーが日本におったかというピッチングをしましたから」
と、菊池涼介選手、筒香嘉智選手、千賀滉大投手を絶賛した。それでも「あっぱれ」については「まだまだこれからでしょう」と話すにとどめ、優勝するまで「お預け」のようだ。
2次リーグ対戦相手を分析
今後の試合については、同12日夜に開催される2次リーグ初戦のオランダ戦が重要だと力説。14日に対戦するキューバは、
「こんなに弱いキューバは初めて見ましたよ。ピッチャーが弱いんですよ。日本はキューバみたいな変化球、縦横来ても待ちで待つからつかまえられる」
などと分析した。想定外の強さを見せるイスラエルについては、「なめたらダメ」と注意を促した。
最後には、「今日は頼む、勝ってくれ」と懇願していた。