今シーズン終了後に大リーグ移籍とみられる日本ハム、大谷翔平の前に、思わぬ事態が突きつけられた。
「彼は特別扱いされない」。大リーグコミッショナーの話である。
このままではマイナーとしか契約できない
2017年3月7日のことである。WBC開催に伴って来日した大リーグのマンフレッド・コミッショナーが日本外国特派員協会で講演した際に、大谷の大リーグ行きについて語った。
「大谷が大リーグに移籍するには19年のオフまで待たなければならない」
つまり、あと3シーズンは日本にとどまってプレーする必要がある、というわけである。
大リーグには労使協定があって、外国人の大リーグ移籍について新しい協定ではこんな条件が加わった。米国、カナダ、プエルトリコを除く下記の選手はマイナーとしか契約できない、と。
(1)プロリーグ所属6年未満の選手
(2)25歳未満の選手
13年に日本ハム入りした大谷は大リーグ契約する場合、?の条件は満6年になる18年のオフでクリア。?は1994年7月5日生まれだから19年シーズン中にクリアとなる。