「教育勅語自体が全く誤っているというのは私は違うと思う」
福島氏は稲田氏に対して、教育勅語が国会決議で効力を失った理由を質したが、稲田氏は質問に答えずに
「教育勅語自体が全く誤っているというのは私は違うと思う。これは(防衛相としての)所管ではありませんけれども...。そして、今も三重県の現職の国会議員を輩出されている皇学館高校では、教育勅語の碑を校庭に置き、また、父母の日に教育勅語を全文写させている、そういう学校もある。その精神の核自体は道義国家を目指すというのは、目指すべきだと思う」
と主張。福島氏は
「教育勅語が戦前、戦争への道、あるいは国民の道徳の規範になって問題を起こしたという意識はあるか」
と反発したが、稲田氏は
「そういうような一面的な考え方はしていない」
と述べた。