キム・ハンソル氏支援「千里馬民間防衛」の謎 公式サイト、ドメイン登録地はパナマ

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ただ一人名前が上げられた駐韓オランダ大使の妻は韓国人

   また、公式サイトでは、オランダ、中国、米国、それ以外の1国による「人道的支援に感謝」すると表明。これに加えて、オランダのエンブレフツ駐韓大使については唯一個人名を出して感謝を表明した。オランダは北朝鮮とも外交があり、駐韓大使が北朝鮮についても兼務している。

   エンブレフツ氏15年に駐韓大使に着任、1993年から97年には大使館の経済部部長としてソウルで勤務したことがあり、ソウルでの勤務は2回目。英字紙のコリア・タイムズでは、外交筋の話として、妻は韓国人で、大使本人の韓国語も「かなり上手い」という。また、正男氏が殺害されたマレーシアの大使も2005年から09年にかけて務めていた。

   エンブレフツ氏は各国メディアの直撃取材に対して「コメントできない」と繰り返しているが、こういった豊富な経験がハンソル氏の保護に役立てられた可能性がある。

   わずか40秒の動画だが、背景の音にも注目が集まっている。TBSの「Nスタ」では、空調機器のモーター音から、50ヘルツの交流電源が使用された地域で収録されたとする分析結果を紹介。仮にこの分析が正しいとすると、60ヘルツを使用している韓国、北朝鮮、台湾などはハンソル氏が撮影された場所の候補から外れることになる。ただ、50ヘルツが使われている地域は、中国、ロシア、オランダを含むEU各国、日本の東半分など幅広く、動画が撮影された地域やハンソル氏の居場所はいまだ謎に包まれている。

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