そもそも「きりたんぽ」名前の由来は...
タイトル撤回を伝えるニュースのコメント欄などでは、「バナナやソーセージなんかどんだけ揶揄されてると思ってるんだよ」「秋田県民は心が狭いな」といった意見も一部ではある。しかし、タイトルに疑問や批判の方が多く、「秋田県に失礼じゃねーか」「抗議されても仕方ない」「そもそも、なぜこれが通ったのか...」などと次々に書き込まれている。
関係者にJ-CASTニュースが3月9日に取材したところによると、秋元康さんがタイトルを考えたわけではなく、秋元さん側は打ち合わせにも参加していないという。スポーツ紙の報道によると、秋元さん側は、「サヨナラ、鍋奉行」とのタイトルを提案していたが、テレ朝側が今回のタイトルに決めたとされている。
テレ朝の広報部では9日、なぜ局部切断を連想させるようなタイトルにしたのかについて、取材に次のようにコメントした。
「タイトルは主人公が通う行きつけのお店の看板メニューが『きりたんぽ鍋』でその鍋を囲みながら恋愛トークが繰り広げられることから付けられたものです。秋田県からご指摘を頂くなどしたため、総合的に判断して番組タイトルを変更することといたしました。放送前とはいえ、秋田県の皆様にご不快な思いを与えてしまい、申し訳ありませんでした」
なお、きりたんぽの「たんぽ」は、槍の刃に着ける革や布でできたカバーに似ていることが由来で、鍋に切って入れることから「きり」が付いたとされている。
しかし、細長い形をしていることから、秋田の土産物会社が携帯ストラップ「秋田名物きりちんぽ」を発売しようとして物議を醸したこともあった。