福島の生産者「風評被害を考えるきっかけに」
では、今回の意見について「当事者」である福島県内の生産者はどう考えるのか。福島県二本松市で野菜を生産している「二本松農園」の担当者は3月9日のJ-CASTニュースの取材に対し、
「くわばたさんの意見は率直だけど、そういう状況があることは確かです。むしろ、その意見を批判している人の方が、いま福島の農家が置かれている現状をあまり理解して頂けていないのかもしれません」
と話す。
担当者は続けて、福島産食材の「安全性」は十分に伝わっているが、「一度ついてしまった消費者のマイナスイメージが中々払拭できていないことがいまの問題」だと説明。その上で、
「もちろん、くわばたさんを批判している人は、福島の農家に対して失礼だと思って声を上げてくれているのでしょう。それは、確かにありがたい部分はあります。でも、今回のくわばたさんの発言を、福島の『風評被害』をもっと考えるためのきっかけとして捉えて頂けたら、私としては嬉しいですね」
と話していた。