「掃除もしていった?」と思わせるほど床がきれい
J-CASTニュースが3月8日に山沢さんへ取材したところ、寒い時期は従業員が店に常駐し世話をしているが、5日はたまたま深夜0時から早朝5時までの間にスタッフが店を離れ誰もいない状態になった。スタッフは店から1分ほど離れた場所に住んでいて常に行き来をしているため勝手口は無施錠の時が多く、そこを狙われたのだという。驚いたのはばらばらな場所に展示していた爬虫類だけを26匹盗まれたが、「まるで売り買いしたように」売り場が荒れておらず、「掃除もしていった?」と思わせるほど床がきれいな状態だった。カメも盗まれたが床に水滴も無く、
「どこに何があるか全部把握していないとできない」
犯行現場だったそうだ。
通報まで24時間待ったことについてネット上では、知人や内部の犯行を予想したからではないか、という指摘もあるが、山沢さんはそうした考えは全くないとし、過去に同じような対応をした店があり、犯人が生体を戻したことを知っていて、それに習ったと説明した。ネットで訴えたことに多くの人が反応してくれて感謝をしている、とも話していた。警視庁は26匹のうち希少種の5匹(販売額約149万円)に絞り被害届を受理し捜査を始めている。山沢さんの心配はやはり盗まれた生体が生きているのかどうかだ。
「きちんと管理し育てるような人が、産卵を控えた生体を盗むと思いますか?」
と悲しげだった。