「ここに来て『抑え』が決まっていないのはおかしいし、ありえない」
9回表のマウンドには、秋吉ではなく牧田が上がった。解説席ではこの継投にも、「牧田を抑えにするつもりで登板させたのですかね」(槙原)という驚きの声が上がった。
槙原はその上で、
「過去の3大会を見させてもらっているが、(今回が)1番簡単に点をやってしまう試合になっている。過去3回の大会では1点の重みを感じたが...」
と酷評した。原も6回までの侍野球は完璧だったと語ったが、7、8回の5点は不用意の失点だったということだ。
野球解説者の西本聖も8日付の日刊スポーツで
「なんで最後、牧田なのかな? というのが正直な感想。侍ジャパンの抑え投手は秋吉だと思っていたから。『抑えは牧田』と決めていたのならOKだが、もしそうじゃなかったら選手に不安を感じさせる投手起用だったと言わざるをえない。ここに来て『抑え』が決まっていないのはおかしいし、ありえない」
とこき下ろした。
キューバ戦は打線が爆発したからよかったが、1点を争うゲームになったときに、大きな不安が残る継投策だった。