「最近わざとらしさが見え見え」
とはいえ、りゅうちぇるさんの「タメ口」キャラは登場時から一貫したものだ。では、なぜこうした否定的なコメントが目立つようになってきたのだろうか。
その理由としてネット上で囁かれているのが、「キャラを作っているのが見え見えになってきた」といった指摘だ。実際、最近のりゅうちぇるさんはブレーク当初の「おバカキャラ」だけでなく、社会問題などにも真面目に言及するケースが増えている。
1月3日放送の『好きか嫌いか言う時間』(TBS系)では、いじめの加害者として逮捕された人間の実名を出すことの是非について、
「実名出したら(加害者は)絶対に更生できない。他人の人生を葬ったことを悪いと認めなきゃいけないのに、実名を出されたらひねくれちゃう。実名を出すよりも...、捕まっただけで十分反省できると思う」
といった持論を展開したことが議論を呼んだ。同番組にレギュラー出演しているりゅうちぇるさんは、その他にも「日本の伝統的な職業に外国人労働者が就くことの是非」や「カジノ法案の是非」といったテーマにも言及している。
また、2月5日放送の「情熱大陸」(TBS系)でも、りゅうちぇるさんは真面目な一面を見せている。
番組スタッフが、自分のやりたいことが世の中から受け入れられなくなってきたらどうするか、という質問をしたところ、りゅうちぇるさんは「自分を貫くことは絶対にやめない」と返答。その上で、
「だけど、ぺこりんを守っていく上で、ファッションだったりバラエティだったりとか、今のお仕事にこだわらず、いろんなことに挑戦していきたい。プライドは邪魔するだけだから、本当にぺこりんのためだったらプライド捨ててでも頑張りたい」
とも話していた。
どうやら、こうしたりゅうちぇるさんの「しっかりとした」一面が明らかになったことで、バラエティー番組で見せる「天然でおバカなキャラクター」に拒否反応を見せる人が出ているようなのだ。実際、ツイッターやネット掲示板には、
「なんか最近わざとらしさが見え見えやから りゅうちぇるウザくなってきた」
「昔は好きだったけど最近嫌い。わざとらしい感はんぱない」
「天然じゃなく、わざとキャラづくりしての発言だからな。それが見え見えでどうしようもない」
といった指摘も。一方の歓迎派からは、
「りゅうちぇる普段面白くておかしいのにメリハリできて物事しっかり考えてるから尊敬する」
「りゅうちぇる、すごい考えてるなぁ、賢いな、頭の回転早いなとおもう」
と肯定的な見方も示されている。