「早く漫才がみたい」の声もあるが...
井上裕介さんが起訴猶予になったことで、ニュースのコメント欄などでは、ファンらから「被害者がいい人で救われた」「これを良い教訓として行ければ良い」「早く漫才がみたい」といった書き込みがあった。
一方で、検察の処分について、「ちょっと甘すぎる」「なんか釈然としない」「ひき逃げしてこれかよw」などと疑問が上がった。また、井上さんについても、「逃げたことに対して印象が悪すぎる」「以前のように笑って見れない!」「活動再開しても厳しいだろうな」といった指摘が出ている。
元東京地検検事の大澤孝征弁護士は、J-CASTニュースの3月7日の取材に対し、検察の処分についてこう話した。
「かつて交通戦争が叫ばれた時期は、送検事故の7割が起訴されていたと思います。車は一種の凶器であり、相応の責任を取るべきとの考え方です。しかし、今では、一般の人に有用とされる車社会となって、起訴率は2、3割しかないと思います。話し合いで解決するものなら何も犯罪者にする必要はないということで、今回の処分もその流れの中で理解できるものと言えます」
ただ、大澤氏としては、「個人的には、処分は甘いんじゃないかなと思います」と明かす。「逃げたのはいけないことで、ひき逃げに問われる余地があり、(略式)起訴したうえで罰金刑を科した方がよかったのではないかと思っています」と話している。