鴻池メモ&会見には具体的反論せず「事後的に捏造」「嫌悪感」
学園側の説明が「泥縄」になりそうなのは、今回が初めてではない。
3月2日には、鴻池祥肇・元防災担当大臣が、籠池理事長夫妻から「紙に入ったもの」を差し出され「無礼者!」と追い返したことを明らかにしている。この会見に先立つ参院予算委員会では、鴻池氏の事務所の「面談記録」が取り上げられ、籠池氏が執拗に口利きを求めていたことも明らかにされた。
通常であれば、事実関係について否定するのが一般的な対応だが、学園がウェブサイトに3月3日にウェブサイトで発表した文書では、異例の内容の反論を展開した。
鴻池氏の会見について「時系列の矛盾や合理性を欠くものを含む」と指摘し、面談記録は「事後的に捏造された文書」だと主張。鴻池氏について
「献金や寄付を強要していた事実を揉み消そうとする態度には嫌悪感しか感じません」
と批判しながらも、
「既に入学を決め、入学を心待ちにしている生徒のために、今は反論を控え、適切に認可がおりるのを待つことにします」
などと具体的な反論を避けている。