任天堂の新家庭用ゲーム機、「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」の専用ゲームカートリッジを舐めると苦い味がする――。そんな報告が海外ゲームメディアをはじめ、国内でもツイッターなどを中心に多数確認されていた。
J-CASTヘルスケアでは、ニンテンドースイッチ発売日の2017年3月3日、この苦み成分が「デナトニウムベンゾエイト(安息香酸デナトニウム)」であるとの海外報道を基に、記事を掲載した。その後、任天堂はこの件に「反応」を見せた。
「健康に害はありませんか?」
任天堂は、同社公式ウェブサイトの「サポート」項目にある「Nintendo Switch サポート」の「よくあるご質問」の中に、
「ゲームカードをさわった手をなめたら、苦い変な味がしました。健康に害はありませんか?」
という問いを掲載した。これに対する回答は、
「健康に害はありませんのでご安心ください。Nintendo Switchのゲームカードには、苦み成分(デナトニウムベンゾエイト)が塗られています。」
となっている。掲載時期は確認できなかった。
塗布している目的や、デナトニウムベンゾエイトを選んだ理由について、J-CASTヘルスケアは任天堂に電話で取材を試みた。担当者は、サポートページの内容以外にコメントはないとのことで、
「ゲームカードは小さいお子さまの手の届かないところに置いていただき、ゲームを楽しんでいただければと思います」
とだけ話した。