スイスの高級腕時計「フランク・ミュラー」を連想させる「フランク三浦」の名前で時計を販売する大阪市の会社が、商標を無効とした特許庁の審決の取り消しを求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(小池裕裁判長)は2017年3月2日付の決定で、ミュラー側の上告を退けた。各メディアが報じた。
「フランク三浦」は12年に商標登録された。ミュラー側の申し立てを受けた特許庁は15年9月、商標を無効としたが、三浦側が知財高裁に提訴。知財高裁は16年4月、商標を有効とする判決を言い渡していた。
最高裁がミュラー側の上告を退けたことで、知財高裁の判決が確定した。